【剣盾シングルS20最終89位/2005】壁ドラパキッスランド
こんにちは、おすしです。S20お疲れさまでした。
S4以来の2000、そして初の最終二桁を取れたので記事を書いてみました。
来シーズンからルールが変わるのであまり参考にならないかもしれませんが、御覧いただけると幸いです。
【構築経緯】
- 不利対面でもダイマで強引に突破されることが多い今の環境でサイクルは自分には難しいと感じ、壁から積みエースを展開する構築を組むことにした。
- 壁役には鬼火や呪いで起点になりづらいドラパルトを採用。
- エースは球ランドロスが環境に刺さっていると感じたので採用、その2体を軸に補完できるポケモンを考えることにした。
- ランドラスの苦手なマンムーやブリザポスに強くダイマなしでも相手を詰めていける鉄壁瞑想レヒレを採用。
- 相手のレヒレやフリドラ持ちの氷タイプが重かったのでジバコイルを採用。
- 相手の壁展開が厳しいので裏エースとして強運キッスを採用。
- ナットレイの選出抑制に炎が欲しかったのとフェローチェを抜けるポケモンが欲しかったのでスカーフエースバーンを採用。
【個別紹介】
実数値:195(252)‐×-105(76)-120-106(84)-191(92)
性格:臆病
HB:壁込みでA特化球エースバーンのダイジェットをほぼ2耐え
HD:C特化レヒレのムーンフォース確定耐え、壁込みで臆病C252球サンダーのダイジェットを89.5%で2耐え
S:最速アーゴヨン抜き
DL調整のためD>B
ドラパルトを壁要員として使う利点
- 型が豊富でダイマアタッカーもある程度考慮しないといけないので、相手のダイマを誘発しやすい。
- 壁構築に強いウーラオスに鬼火を入れられる。
- 壁読みでいきなり積んでくる相手に呪いで抗える。
- ポリゴン2を呼びやすくトゲキッスの起点にできる。
素早さが速く上から壁を貼れば大抵の攻撃を2耐えするので出落ちすることが少なく、鬼火を入れても一撃で落とされるカイリューの鉢巻き逆鱗やウーラオスの鉢巻き暗黒強打などを仮に打たれたとしても裏のトゲキッスで起点にできるので問題なかった。
呪われボディではなくクリアボディにしてる理由は初手ランドロスがアタッカーと勘違いしてダイマを切ってくれることが多いのとキッスの起点にしたいポリゴン2が冷凍ビームを封じられて引いてしまうのが嫌だったから。
努力値に関しては初手ダイマエースバーンなんて殆どいなかったのと控え目球サンダーが多かったので、Bは全部Dに回したほうが多分強かった。
実数値:169(36)‐216(252)-110-×-111(84)-128(132)
性格:意地
H:10n-1
A:特化
S:準速75族抜き、+1でアーゴヨン抜き抜き
DL調整のためD>B
ポリゴン2にダイマで切り返されるのが嫌だったので、DL調整をしたランドロス。
Hを球ダメ最大効率、A特化、DをDL調整して残りをSに振るとちょうど意地ウオノラゴン抜きになる。
正直DL調整が生きる場面は殆どなかったが、Dに振ったことでサンダーを起点にしやすかったからその点はよかったと思う。
HBカバルドンが+2ダイジェットで確1、HBランドロスが+1ダイジェットで確1、HBエアームドも交換読みで剣舞すれば鉄壁が間に合わないので、物理受け相手には大体負けない。
技構成は地震空を飛ぶ剣舞まではテンプレなので特に言うこともないが、岩技はストーンエッジにするとDMサンダーを落とせたりするので当てる自信があるなら変えてもいい。
自分は命中85%未満の技を信用してないので、雪崩にした。
実数値:177(252)‐×-174(188)-115-150-114(68)
性格:図太い
H:16n+1
S:準速61族抜き
B:余り
鉄壁瞑想レヒレのほぼテンプレ調整。カグヤの上から瞑想積みたかったのでSは結構振ってある。
刺さる構築には余裕で3タテ出来るスペックがあるがナットやドヒドに何もできないのと搦め手に弱いので選出や構築の見極めが重要。
技構成はどうせミストフィールドが消えるまで居座るので火傷が狙えるねっとう、高速再生を持たないレヒレの貴重な回復手段であるドレインキッス、自身の能力を上げて詰ませる鉄壁瞑想。
鉄壁を挑発にすると詰ませ性能は落ちるが、終盤に多かったカバナットみたいな構築に選出できるし、S振りも生きるのでそこは変えてもよかったかも。
実数値:175(236)‐×-166(124)-166(124)-111(4)-83(20)
性格:図太い
C:アナライズ+2ダイサンダーで無振りDMサンダーが球ダメ込みで高乱数
S:ミラー意識で4振り60族抜き抜き
HB:Bに振るとボディプレスの火力が上がるが、特殊耐久も欲しかったのでHに多く振って余りB
鉄壁を積んでしまえばエースバーンやランドロスにも打ち勝てる。
特殊耐久はそこまで高くないので、HPを削ってしまうと役割対象のポリゴン2や熱風のないサンダーにゴリ押されて負けることが結構あった。
耐性が優秀なので受け出したくなるが、回復手段をもたないためHP管理がかなりシビア。
一致打点の10万ボルトとラスターカノン、特殊受けや怪電波サンダーを崩せるボディプレス、自身の防御を上げながらボディプレスの火力も上げる鉄壁、これで完成していて他に欲しい技も特にはなかった。
実数値:169(68)‐×-116(4)-189(252)-136(4)-123(180)
性格:控え目
C:特化
S:-1で4振り60族抜き
H:CS調整した後の余りを奇数の最大値まで振った
BD:余り
Sはポリゴン2が悪だくみ読みダイアタック打ってきたときに上から動ける調整。
BDに振った努力値をSに振れば最速60族抜きになるので、多分そっちの方がよい。
最初は壁構築対策で入れたはずが、終盤はランドロス以上にエースとして通す試合が多かった。
悪だくみ+急所で異常な火力がでるので後投げされる特殊受けポケモンをガンガン粉砕してくれる。
・HDポリゴン2
+2ダイジェット 59.9-70.8%
+2急所ダイジェット 37.5%の乱数1発
・ガラルヤドキング(H振りチョッキ)
+2ダイジェット 70.3-83.2%
+2急所ダイジェット 確定1発
・ガラルヤドキング(HDチョッキ)
+2ダイジェット 51.0-60.9%
+2急所ダイジェット 77.2-91.1%
・無振りハピナス
+2ダイジェット 53.9-63.9%
+2急所ダイジェット 81.2-95.8%
一般的に苦手とされているサンダーもH252DMサンダーが+2急所ダイフェアリーで高乱数1発、怪電波型も急所で無効にするためあまり脅威ではない。
ヒードランやウツロイドは流石に苦しいが、それらの相手にはランドロスが強く出れるので問題なかった。
ここまで長所ばかり書いたが、結局50%の急所をどこまで信用して立ち回るかが問題になってくる。
ただ急所に当たらなくとも+2キッスがダイジェット連発するだけで充分火力が出るのと相手視点では急所を考慮した立ち回りを強要されるのが強く、おまけで更に火力が上がる程度に考えて使うのが良いと思った。
一致打点のエアスラッシュとマジカルシャイン、壁からの積み展開がコンセプトなので悪だくみは確定で、後一枠に原子の力や波動弾なども考えたが、ランドロスが苦手としてるテッカグヤに強く出れる火炎放射がこの構築の技構成としてなら一番強いと思う。
実数値:155‐184(252)-95-×-96(4)-171(252)
性格:意地
AS:ぶっぱ
DL調整でD>B
ナットレイの選出抑制になればいいなぐらいの気持ちで入れただけなので選出したのは多分2,3回。
きあいだめ型で使おうかとも考えたが、フェローチェが重いから適当にスカーフ型にした。
炎タイプなら何でも良かったので特に書くこともない。技構成もスカーフのテンプレ。
【選出パターン】
・基本選出
〇初手ドラパ+ランド+キッス
壁を展開した後、場に残ったポケモンを見てどちらを通すか決める。
積めば物理受けや特殊受けも破壊する火力があり、積み技無効の天然持ちにも球や急所の火力上昇で受けを許さないので受け系の構築に負けることはほぼない。
・vs対面構築
〇初手ドラパ+レヒレ+ランド
ドラパは簡単に切らないでスカーフレヒレのトリック空かしに使うのが重要。
・vsハピナマコ
〇初手ドラパ+ランドorキッス+ジバコ
初手ダイマから受けポケで詰ませに来るような構築はドラパでダイマックスをいなして、こちらのエースで暴れた後にジバコで詰めていった。
【苦手なポケモン、構築】
・すり抜けドラパルト
・スカーフガラルヒヒダルマ
・レイスポス
壁展開をさせてもらえないので厳しい。
・カバナット
あくび展開を阻害できるのがレヒレだけだが、ナットに無力なので選出できない。
1体眠らせてカバが引いてくるタイミングでエースを着地させるしか勝ち筋がなかった。
【おわりに】
今期は最終日前日でレート1850前後しかなく、デフレシーズンなのもあって厳しいかと思いましたが、最終日に上振れて2000&最終二桁まで一気に駆け上がれたのでうれしかったです。
正直最終日は実力以上に運で勝った試合も多く、特にラス1対面でキッスがエアスラ怯みと急所を連発してドランを突破したときは流石に笑ってしまいました。
来シーズンはあまり潜れないので難しいですが、次は最終50位以内を目標に頑張りたいと思います。
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